子どもを「勉強嫌い」にする親のNG行動、こんなことをやるのは愚の骨頂!
ですから、仮に子どもが勉強しているのになかなか成果が出ないという場合は、今やっていることを振り返って検証し、その子に本当に合ったやり方を探し出すことが重要なのです。 特に子どもが幼稚園や保育園、小学校低学年くらいまでに勉強をさせる時は、親御さんが丁寧に見てあげる必要があります。 単に子どもにドリルなどをやらせるのではなく、子どもと一緒に言葉を調べたり、いろいろな話をしたり、一緒に問題を解いて、どうすればその子が勉強を好きになるのかをよく観察し、真剣に考えてあげてください。 この時期には、子どもと親が一緒に学ぶ姿勢が大事です。 また、もしも親が教えるのは難しいと感じるなら、幼児教室や習いごとなどの外部の助けを借りるのもいいでしょう。 子どもの反応というのは、非常に正直です。 うれしいと感じたことや楽しいと感じたことには進んで取り組みますが、嫌なことや辛いことは避けようとします。 ですから、勉強を子どもにとって楽しい体験にするのか、それとも嫌な体験にする かは、親の工夫次第と言えるのです。 ● 「勉強ができない」のには 必ず理由がある 「勉強ができるかどうかは生まれつきのもの」 このように考えている方は少なくありません。私はこれまで多くの受験生たちを指導してきましたが、そう考えている親御さんや受験生はたくさんいました。
そのため、「自分はそもそも頭が悪いから東大になんか行けるわけがない」「うちの子が早稲田や慶應に合格するのは無理だ」などと思い込んで進路を決めている親子も少なくありませんでした。 しかし、前にも触れたように、私は大学受験までの勉強は資質や才能ではないと考えています。 私自身も自分が落ちこぼれていた頃は素質のせいだと考えていましたが、やり方を変えてからは、ガラッと変わったのです。また、東大を受験する弟の受験勉強をサポートした経験や、多くの受験生たちに教えてきた経験からも、本人の素質とは関係なく、勉強の方法を変えることによって、学力はどんどん上がっていくことを確信しています。 実際、私の弟だけでなく、多くの受験生に「暗記数学」などの和田式勉強法を指導したところ、多数の子どもたちが成績を伸ばしています。 そして、その子たちはこう考えるようになりました。 「頭が悪いから勉強できないのではなく、努力してこなかったからできないだけだ」 「勉強のやり方がまちがっていたから、できなかっただけだ」 勉強のやり方を変えてやってみたら、成績が上がった、希望する学校に進学できたという例がいくらでも出てくるのです。 ● 親が子どもへの教育で 一番やってはいけないことは 子どもが「勉強ができない」としたら、必ず理由があります。 もちろん、脳の疾患などが原因で生まれつき勉強が困難な子もいます。しかしそれ以外の大多数の「勉強ができない」子どもは、「勉強をやらない」か「勉強のやり方が悪い」のどちらかです。