夫が「酒を飲むから」と言って、わざわざ「氷」を買ってきます。氷なんて冷蔵庫でいくらでも作れるのに。何がどう違うのでしょうか?
自宅でお酒や冷たいドリンクを飲むために、氷が必要となることがあります。特に、お酒好きな方のなかには、氷にもこだわりたいという人はいるでしょう。その一方で、お酒を飲まない方は、冷蔵庫でも氷は作れるのに市販の氷とはどのように違うのか、気になる方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、冷蔵庫の氷と市販の氷の違いや市販の氷を購入する場合の選び方、冷蔵庫の氷の改良方法などを紹介します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
市販の氷と冷蔵庫の氷の違い
市販の氷と冷蔵庫の氷は、溶けにくさが違います。市販の氷は溶けにくく、冷蔵庫の氷は溶けやすいのです。これは、表面積の多さに由来します。表面積が多い方が早く溶けるのです。 また、水に含まれる不純物も変わってきます。水道水で作られる氷は塩素やアルミニウムが含まれています。一方、市販の氷はこのような不純物を除去して作られています。その分、市販の氷は手間をかけているため、コストもかかります。冷蔵庫の氷はただで手に入りますが、市販の氷は金銭的な負担を負うことになることも違いといえるでしょう。
お酒の味わいへの影響
氷を入れて飲むお酒で代表的なものが、ウイスキーや焼酎ではないでしょうか。これらを冷蔵庫の氷で飲むのと市販の氷で飲むのとでは、味わいなどに違いがあります。 市販の氷は溶けにくいため、ロックで飲んだときに薄まりにくい点が特長です。水でお酒が薄まることがないため、お酒本来の味を楽しむことができるといえるでしょう。 また、冷蔵庫で急速冷凍した氷は市販の氷と違って、塩素やアルミニウムなどの不純物が含まれています。そのため、味やにおいに敏感な人はカルキ臭を感じたり、雑味を感じたりすることがあるかもしれません。
市販の氷の選び方
市販の氷を選ぶ場合どのように選べばよいのでしょうか。選ぶポイントは主に水の質と形状の2つです。 上述の通り、市販の氷にはさまざまな不純物が含まれています。不純物に関しては成分表に記載されていないことも多く、お酒と合う氷を見つけるのは難しいでしょう。その場合にはまずお酒を造っている地域と同じ水を使った氷を探してみることをおすすめします。 また、氷の形状も重要な要素です。形状によって氷の表面積が異なるため、溶けやすさが異なります。例えば、かちわり氷はただ氷を割っただけであるため、表面積が比較的大きいといえます。表面積が大きい分、冷えやすいため、キンキンに冷やして飲みたいハイボールなどに合う氷です。 ほかにも、アイスボールという球状の氷も売っています。アイスボールは表面積が小さく、見た目もきれいなため、ウイスキーのロックなどに向いています。