帰省ラッシュ、本格化 コロナ5類移行後初の正月
年末年始の帰省ラッシュが29日、本格的に始まり、駅や空港では多くの人が行き交った。東海道・山陽新幹線のぞみは来年1月4日まで全席指定に。空の便の予約状況も好調で、全日空と日航は職員を増員して対応する。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めての正月を、古里や行楽地で過ごす人が増える見通しだ。 JR東海と西日本は、年末年始とゴールデンウイーク、お盆の三大ピーク期に、のぞみを全席指定席にすると9月に発表し、今回が最初のケースとなった。29日朝の東京駅のホームでは全席指定を知らせるアナウンスで注意を呼びかけていた。 JR旅客6社が12月12日に発表した年末年始期間(12月28日~1月4日)の新幹線、在来線の指定席予約数は350万席で2022年度比44%増だった。上りのピークは1月3日と見込む。全日空と日航の上りのピークも1月3日。高速道路では10キロ以上の渋滞が180回発生すると予測されている。