台北ドーム初の公式試合 終了後の交通、MRT増便などで対応 約1万7千人が来場
(台北中央社)台北市の台北ドーム(台北大巨蛋)で3日夜、同ドーム初の公式試合として野球アジア選手権の開幕戦が開催され、約1万7千人が来場した。試合終了後の混雑が懸念されていたが、台北メトロ(MRT)の増便やシャトルバスの運行、警察官の配置などで対応した。 台湾と韓国が対戦した開幕戦は午後6時に開始。台湾が韓国を4―0で下し、同8時半ごろに終了した。 試合終了後、同ドームの最寄り駅、MRT国父記念館駅は帰宅客であふれたものの、臨時の増便や係員の誘導により、混雑は約25分で解消された。 この他、無料シャトルバスも計6路線運行された。一方でシャトルバスの運行を知らなかったと口にする来場者も多く見られた。 会場付近の交差点では10人近いの警察官が交通整理に当たった。記者が確認した限りでは、歩行者や車両の流れはスムーズで、道路の渋滞は見られなかった。 自転車シェアリングのYouBikeで来場したという野球ファンの男性は、警察の交通整理の指示は明確で「おおむねよかった」と評価した。一方、メトロに乗車して隣の新北市から来場した女性は、入場時の状況については全体的に「まあまあ」だったとしつつ、場内では物販の影響で席に着くまでの動線が混みあいやすくなっていたと改善点を指摘した。 (黄麗芸、陳昱婷/編集:田中宏樹)