衣類のリユース・リサイクルを促進 市内2か所に衣類の回収ボックス設置 愛知・名古屋市
名古屋市は、リユース・ リサイクル事業を行う株式会社ECOMMITと衣類の実証回収に関する協定を5月30日に締結し、不要になった衣類の回収ボックスを市内2か所に設置すると発表しました。 今回、市が衣類の回収に活用するのは、同社が提供する資源循環サービス「PASSTO」。回収ボックスに投函した衣類は、循環センターで選別された後、そのままの形でリユースしたり、原料をリサイクルして新たな洋服として再流通されるということです。 回収ボックスに投函できるのは、破れや過度の毛玉がないトップス・ボトムス・ジャケット・コートで、靴下や肌着などは回収不可となっています。 回収ボックスが設置されるのは「でんきの科学館」と「大名古屋ビルヂング」の2か所。「でんきの科学館」は6月4日から常設設置、「大名古屋ビルヂング」は7月1日から7月31日までの期間限定で設置される予定です。 市の担当者によると、衣類の製造や廃棄は環境負荷が大きく、循環をする仕組みづくりは力を入れていかなければいけない課題とした上で、「PASSTO」はリユース率が高いことや、リユースできない物も原料としてリサイクルすることから、こうした先進的なサービスを市民に広め、衣類の資源循環を促進していきたいとしています。 市内に設置した回収ボックスのリユース・リサイクル率などは、市のホームページで定期的に公開していく方針ということです。