領土望み806人疾走 最東端ねむろシーサイドマラソン
「最東端ねむろシーサイドマラソン~北方領土を望む~」(根室市、釧路地方陸上競技協会など主催)が18日、北海道根室市青少年センターを発着する5種目で行われた。遠くは長崎、福岡など道内外から参加した2~85歳の806人(完走率90%)が根室半島を疾走。太平洋やオホーツク海、登録有形文化財の赤レンガサイロなどを楽しんだ。 第8回の招待選手はパリ五輪マラソン選手団の控えだった5年ぶりの川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)で、けがのため走らずに参加者との交流に汗を流した。種目はハーフ(21・0975㌔)と10㌔、5㌔、3㌔、1㌔の5コース。メインのハーフには328人(うち女子49人)が出場。 1位(男子45歳未満)は、帯広から初参加のNHKぐるっと道東の気象予報士・中屋裕貴さん(29)で1時間15分16秒のタイムで優勝。「絶好のランニング日和で1時間15分を切ることを目標に走ったら優勝できました。来週の北海道マラソンへの前哨戦として良い走りができました」と笑顔を見せていた。 完走者(希望者)には「花咲ガニ」1匹が贈られたほか、花咲ガニのてっぽう汁が無料で配られた。
釧路新聞