(写真: ファミ通.com)

　2024年8月21日～24日の4日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2024がドイツ・ケルンにて開催。 【記事の画像(4枚)を見る】 　バンダイナムコエンターテインメントは、2025年に発売予定のNintendo Switch（ニンテンドースイッチ）、プレイステーション5（PS5）、プレイステーション4（PS4）、Xbox Series X|S、Xbox One、PC（Steam）用ソフト『リトルナイトメア3』をプレイアブル出展。現地で試遊後、本作のプロデューサーを務めるフェニーロ氏にお話をうかがった。 コラリー・フェニーロ: バンダイナムコEUROPE『リトルナイトメア3』プロデューサー。 ――まずは、本作でとくに力を入れている要素を教えてください。: フェニーロ　:シリーズ初となるオンライン協力プレイモードです。これはファンの皆様からもっともリクエストの多かった要素です。 ――主人公のロゥとアローンはどのような関係なのですか？ フェニーロ　:ネタバレは避けたいのであまり詳しくはお伝えできません。ただ、彼らがお互いを非常に大事にしているということは、物語の中で非常に重要な要素でもあります。 画像は試遊中にモニターを接写したものです。 ――主人公ふたりがかわいらしいぶん、モンスターベイビーの怖さが際立ちました。敵キャラクターをデザインされるとき、どのようなところに注力しているのでしょう？: フェニーロ　:モンスターベイビーを始めとする、大きな敵は人形のようなデザインにしています。 ――舞台となる世界は怖くもあり、不思議な感じもしました。 フェニーロ　:本作の世界は、皆さんが子どものころに抱いていた恐怖心をもとに設計しました。先ほど説明した人形のようなデザインの敵も同様で、この方向性を大事にしています。 　ちなみにこの世界はロゥとアローンがもともといた世界ではなく、彼らふたりが迷い込んでしまったという設定です。 ――2人協力モードも体験しました。6本腕のおばさんに何度も襲われて失敗しつつも、ふたりでプレイすることで、あきらめずにクリアーでき、達成感も大きかったです。このあたりの設計も狙い通りなのでしょうか？: フェニーロ　:そうですね。そういった達成感を得られるようにしています。敵を倒すだけでなく、パズルを解くことに関しても、達成感を得られる、歯ごたえのあるバランスに調整しています。 ――2人協力モードでは、例えばボイスチャットであったり、フキダシなどのアイコンで指示するといったシステムはありません。あえてそういったものを入れないようにしている狙いについてお聞かせください。 フェニーロ　:ボイスチャットは環境さえ整えれば可能ですが、それを強要する作りにはしたくありませんでした。手招きしたり、手を引いたりすることは可能です。 ――謎解きのヒントも（操作のチュートリアル的なテロップはあるものの）、ほとんどありませんでした。こちらについても、理由をお聞かせください。: フェニーロ　:没入感を大事にしているため、ヒントは必要最低限にしました。ちょっと悩んだり、迷ってしまったりという感覚があることで、プレイ体験が皆さんの記憶に強く残ると考えたからです。 ――今回の試遊や最新のトレイラーを見ると、風を使った謎解きがいくつか見られました。風は本作のテーマのひとつなのでしょうか？: フェニーロ　:最初のチャプターは風が吹いていて、傘を使って飛んだりするような仕掛けを用意しています。ほかのチャプターではまったく異なる場所になるため、ゲーム全般で風をテーマにしているわけではありません。 ――2025年発売とのことで、リリースされる日を楽しみにしています。来年のいつごろに遊べるようになるのでしょう？ フェニーロ　:この時期までに出すといった断言はできませんが、期待していただいてありがとうございます。 ――最後に、本作を楽しみにしているシリーズファン、そしてシリーズを知らなかったけど本作に興味を持ったゲームファンに向けて、メッセージをお願いします。 フェニーロ　:2P協力モードの楽しさや、世界観、主人公ふたりの物語に想像を膨らませてお待ちください。