【中山記念】安定した先行力を評価 東大HCの本命はエルトンバローズ
春の中山開幕を飾るGⅡ
今週日曜日、中山競馬場でGⅡ・中山記念が行われる。皐月賞馬ソールオリエンス、毎日王冠を制しマイルCSでも4着に入ったエルトンバローズ、本レース3度目の制覇を狙うヒシイグアス、中山金杯3着のマイネルクリソーラなどが出走予定。過去10年のデータを参考に、馬券戦略を検討していく。 【中山記念2024 データ分析】3枠より内が特定条件クリアで単勝回収率241%! 脚質別成績などデータで徹底分析(SPAIA)
前残り傾向強い
<中山記念・脚質別成績> 逃げ【1-0-3-6】勝率10.0%/連対率10.0%/複勝率40.0% 先行【8-5-3-19】勝率22.9%/連対率37.1%/複勝率45.7% 中団【1-4-4-30】勝率2.6%/連対率12.8%/複勝率23.1% 追込【0-1-0-35】勝率0.0%/連対率2.8%/複勝率2.8% 中山記念は春の中山開催の開幕週、芝の内回り、1回開催で保護されていたAコースで行われるだけあって、逃げ先行有利の傾向がきわめて強い。逃げ先行馬は複勝率40%超をマーク。昨年だけ差し馬同士のワンツーだったが、14~22年は逃げ先行馬から勝ち馬が出ており、時には馬券圏内を独占することもある。先行力を重視すべきことに変わりない。 逃げ先行馬の内訳を詳しく見ていく。まず3番人気以内かつ前走5着以内なら【6-1-1-1】で勝率66.7%と軸に最適。また4、5歳馬【8-5-2-12】複勝率55.6%に対し、6歳以上は【1-0-4-13】複勝率27.8%と数字を落とす。軸馬は「若く実績のある逃げ先行馬」から選ぶのがよさそうだ。 差し馬についても年齢が重要。4歳ならば【0-1-4-5】で複勝率50.0%、複勝回収率110%とよく3着にくるが、5歳以上は【1-3-0-25】複勝率13.8%と凡走しやすい(勝ち馬は昨年のヒシイグアス)。この馬券に絡んだ4頭は前走勝ちか0.4秒以内の負けだった。また前走上がり3F3位以内だった馬が【1-3-3-6】複勝率53.8%と好成績。上位の末脚を持つ馬は相手に組み込んでおきたい。