「佳子さまの歌は恋愛成就のメタファーとも読める」 眞子さんも“小室さんの歌”と取り沙汰された過去が
さる1月19日、皇居・宮殿「松の間」では皇室の新年行事を締めくくる恒例の「歌会始の儀」が催された。天皇陛下の御製から一般入選作まで、新春を彩る歌が次々と披露されたのだが、そんな中、秋篠宮家の次女・佳子さま(29)が詠まれた一首が臆測を呼んでいるといい……。 【写真を見る】「もはや家じゃなくて館!」 夫妻が引っ越すとされる2億円豪邸 ***
今年のお題は「和」。陛下は「をちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ」と、ご訪問先の人々の笑顔に心が和まれたお気持ちを詠まれていた。宮内庁担当記者が言う。 「雅子さまは『広島をはじめて訪(と)ひて平和への深き念(おも)ひを吾子(あこ)は綴れり』と、愛子さまが中学時代に修学旅行で広島を訪れ、卒業文集で平和への思いをつづったご感慨を歌にされました。学業のため当日は欠席された愛子さまは、和歌が千年もの間、受け継がれていることへのご感銘を詠まれています」
「歌の内容が意味深長」
歌会始の儀に携わった関係者は、 「今回、お題の『和』で最も多く用いられたのは、誰もが想像しやすい『平和』『和む』でした。ただし平和は題材には難しく、どうしても『平和を祈る』などと大きなスケールになり、歌としては面白味に欠けてしまいます。その点、皇后さまの御歌は愛子さまのご成長に重ね、より身近に平和を捉えていらっしゃるご様子がうかがえ、大変よかったと思います」 松の間の中央には会の主催者であられる両陛下が着席され、右手に秋篠宮家のお三方が座られた。 「先ごろ体調不良が公表された紀子さまも、当日はお元気そうなご様子で臨まれていましたが、今回は、佳子さまの詠まれた歌が実に意味深長な内容だという声が上がっています」 とは、前出の記者である。
恋の成就のメタファー?
当の佳子さまは、 〈待ちわびし木々の色づき赤も黄も小春日和の風にゆらるる〉 そう詠まれており、先の関係者いわく、 「昨年の異常気象を思い起こさせる歌です。ずっと夏のような気候が続き、誰もが秋のおとずれを待ち望んでいた。そんな思いが伝わってきます。葉の色を歌う時、通常は赤か黄のどちらかをつづることが多いのですが、佳子さまはともに用いられ、色づいた葉が乱れるように揺られている情景を詠まれた。やはり感性がお若いのだと感じました」 その一方、さる歌人は、 「佳子さまの歌は、初句の『待ちわびし』から結句の『風にゆらるる』までの流れが、自然な調べで素直に表現されており、快さが感じられます」 としながらも、 「和歌の表現は、いろいろな解釈を可能にするエキスであり、それをどう還元して読み取るかは受け手によって異なります。風景は読み手の心のメタファー(隠喩)であるとも考えられ、今回の歌でも『待ちわびし木々の色づき』は、ご自身の恋の成就のメタファーで、佳子さまはそれを待ちわびているとも読めます」