【インドネシア】日本風「横丁」、首都モールに年内開業予定
インドネシアの首都ジャカルタ中心部のショッピングモール「プラザ・スナヤン」で6日、日本風飲食店街をイメージした商業施設「ヤシの木横丁」のプレオープンイベントが開催された。年内にソフトオープンを予定する。 日本が好きなインドネシア人のための訪日旅行の情報収集の場や、日本の地方自治体などのPRの場としても活用し、インドネシアと日本の交流の結節点となるような施設を目指すとしている。 ヤシの木横丁は、映画館などが入居する駐車場ビルの5階にあり、広さは1,000平方メートル。プラザ・スナヤンを運営する鹿島のアジア統括現地法人カジマ・アジア・パシフィック傘下のスナヤン・トリカリヤ・スンパナが施設のオーナーとして、テナントリーシングと共用部の運営を手がける。 同社の澁谷一仁社長は「日本の飲食品を楽しむだけでなく、文化や雰囲気も味わってもらい、日本の良さを発信できるような施設として活用してもらいたい」と話した。 同社の古泉徹也取締役によると、最終的には13のテナントが営業する計画で、ソフトオープン時には約半数のオープンを見込んでいる。大半がジャカルタ初出店になるという。 ヤシの木横丁では、クレジットカード大手JCBのインドネシア法人JCBインターナショナル・インドネシアがメインスポンサーとして支援。今後は、施設内の飲食店でJCBカードの利用者に優待を提供することなどを計画している。同社の高橋巧社長は「これまで交流サイト(SNS)などデジタル中心の情報発信をしてきたが、(ヤシの木横丁を)オフラインでの情報発信拠点としても活用していきたい」と述べた。