コインベースに「ゼータチェーン(ZETA)」上場、メインネットβリリースにあわせ
コインベースにZETA上場へ
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産ゼータチェーン:Zetachain(ZETA)の取り扱いを2月1日開始した。 本日のゼータチェーン(ZetaChain)メインネットベータ版リリースおよびZETAのエアドロップ・ローンチに合わせ、取り扱いを開始するようだ。 ZETAの取り扱いは「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で行われている。ただし、コインベースのサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのことだ。 なお取引ペアはZETA-USDだ。 コインベースで取り扱われるZETAは、イーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のERC20トークンのZETAとなる為、他ネットワークで発行されたトークンは入金不可となる。 ちなみにZETAは、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。 「ゼータチェーン」は、相互運用性を高めることを目的とした分散型ベースレイヤーだ。「コスモスSDK」によって構築されており、コンセンサスエンジンにはテンダーミント(Tendermint)が採用されている。 「ゼータチェーン」に接続された全ての外部ブロックチェーンは、「ゼータチェーン」上の「オムニチェーンスマートコントラクト」によって操作が可能になっているという。これにより「ゼータチェーン」では、ZRC-20と呼ばれるERC-20互換のトークン規格を使用して、「ゼータチェーン」上のスマートコントラクトが接続されたブロックチェーン上の資産を管理できるとのこと。 また「ゼータチェーン」のオムニチェーンスマートコントラクトにより、開発者はイーサリアム(Ethereum)やビットコイン(Bitcoin)などのブロックチェーンから複数のチェーンにまたがる相互運用可能な分散型アプリ(dApps)を構築できるとのことだ。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)