手取りが変わらないなら、休みも自由な「アルバイト」の方がいい?正社員とアルバイトのメリット・デメリットは?
アルバイトと正社員では、働き方によっては手取り額が変わらないケースもあるようです。 中には、アルバイトとして働き続けることで困りごとがないか気になる人もいるでしょう。 今回はアルバイトと正社員の違いについてや、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
アルバイトと正社員の違いは?
アルバイトと正社員は、雇用期限が設けられているかどうかに大きな違いがあります。 アルバイトの場合は有期雇用での契約がほとんどであり、期間を満了したタイミングで再度契約を結ばなければなりません。 対して、正社員の場合は無期雇用となっており、自分から退職を申し出たりトラブルを起こしたりしない限りは働き続けられます。 このほか、給与計算の方法やボーナスの有無などの違いがあげられるでしょう。 それぞれにメリットやデメリットがあるため、自身に合った働き方を選ぶことも大切です。 ■アルバイトとして働くメリット・デメリット アルバイトとして働くメリットは、自分で好きな働き方を選べる点です。 働く日数や時間帯などを自分で決められるのはもちろん、アルバイトの掛け持ちが認められるので収入が増やせるケースも多々あります。 また、基本的に異動や転勤がない、責任が伴うケースが少ないといった点もアルバイトならではのメリットといえるでしょう。 対して、長く働き続けてもなかなか収入アップにつながらない点はデメリットのひとつです。 特に年齢を重ねていくと、アルバイトと正社員の年収には差が生まれやすくなります。 厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」では、雇用形態別の平均月給は以下のように結果が掲載されていました。 表1
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概要 (6)雇用形態別にみた賃金」を基に筆者作成 また、雇用が安定しないことで思ったように稼げないリスクが伴う点にも注意しましょう。 ■正社員として働くメリット・デメリット 正社員として働くメリットは、雇用の安定性があげられます。 よほどのことがなければ解雇はされず、自身の意思で退職しない限りはそのまま勤務可能です。 また、経験が増えることでキャリアアップも目指せ、結果的に収入が高くなる可能性も見込めるでしょう。 デメリットは、休みの取得がしづらい点や仕事に責任が伴う点です。 休みについては年間の勤務日数が決まっているため、有給休暇を使用しなければなかなか追加で確保できません。 あわせて、管理職になれば責任をとる場面も一層増えてくるでしょう。 異動や転勤の可能性がある点も、正社員として働く場合は注意が必要です。