（写真：テレビ北海道）

去年1年間の道内企業の倒産件数は、おととしより4件多い262件でしたが、負債総額は2割近く増加しました。信用調査会社の帝国データバンクによりますと道内企業の倒産の増加は3年連続で、去年倒産した企業の負債総額は418億7100万円と前の年より60億円以上増えました。 バイオマス発電を手掛けていた「北海道バイオマスエネルギー」や百貨店の「藤丸」など、負債額10億円以上の大型倒産が7件と、前年に比べ3件増えています。業種別では「小売業」が63件で最も多く、次いで「建設業」、「サービス業」となりました。帝国データバンクは、小売業では、食材の値上げや人手不足の影響で飲食店の倒産が多く、建設業では、資材高騰に加え、戸建て需要の低下が倒産につながったと分析しています。 ことしは、「原材料費などの高騰が続くほか、日銀の追加利上げの可能性もあり、増加傾向は変わらない」としています。