杢代和人が常に笑顔でいられる理由「夢を叶えることで、自分もみんなも幸せに」
いつも笑顔でいる秘訣「常におもしろいことを探してます」
本作で演じる高城稔は、食品バイヤーという仕事に意義を見出せず、会社を辞めることまで考えている役柄だ。世の中を斜に構えて見るような高城と、好奇心旺盛でおもしろいことが大好きな杢代とは、イメージにギャップがある。 「僕はもともと、おもしろいことが大好きなんです。おもしろい! と感じているときは笑顔だし、反対にそうじゃないときはあんまり……わかりやすく表情に出ちゃってるかも(笑)。なので、常に笑顔でいるために、おもしろいことを探してます! 周りにいる人も笑顔にさせたい気持ちが強いです」 そんな彼が、高城稔という役を演じるにあたり、少しだけまぶしたエッセンスは“可愛げ”だった。 「高城くんは、ちょっとやる気がないローテンションな子ではあるんですが、いけ好かない奴だな~とは思われたくなくて。どこか可愛げの残る、ついつい突っ込んでしまいたくなるような弟キャラにしたい、と思っていました。なので比較的、自然に役作りできたと感じています。高城くんを演じるのは、とても楽しかったですね」 山口や平との、アドリブでの掛け合いも多かったという本作。「ここ、アドリブじゃない? と思えるセリフやシーンがたくさんあると思うので、探しながら観てもらうのも楽しいと思います」と作品の魅力を開示してくれた。
杢代和人の俳優道
2022年に『仮面ライダーギーツ』仮面ライダーバッファ/吾妻道長役として出演した杢代。その後も『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』(2023/日テレ系列)、『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(2024/テレ朝系列)、『降り積もれ孤独な死よ』(2024/読テレ系列)、『3年C組は不倫してます。』(2024/日テレ系列)、『私たちが恋する理由』(2024/テレ朝系列)『【推しの子】』など、ジャンルを問わずシームレスな活躍を見せている。 特撮、ミステリー、ラブストーリー、時代劇と幅が広い。このタイミングで、あえて原点ともいえる日常お仕事系ドラマへの出演は、本人も「新鮮でした!」と朗らかだ。 「今年携わらせて頂いた作品は、緊張感のある現場が多かったので、この『物産展の女~宮崎編~』はリラックスしながらお芝居できたな、という印象が強いです。宮崎で撮影していたんですが、朝に起きて、宮崎の透き通った空を見ながら『今日も良い日だな~』って思える日々は、幸せでした」 『君とゆきて咲く~新選組青春録~』では命すれすれのやりとりを、『降り積もれ孤独な死よ』では物語の土台を担う凄惨な事件に関わる難役を経験。「なかなか特殊な俳優道を進んでいるかもしれません」とここ数年を振り返る杢代だが、その語り口は充実感に満ちている。 「グループ活動でも俳優活動でも、ありがたいことにたくさんの経験をさせて頂いていて、ファンの方からも『忙しいけど、身体に気をつけて!』と声をかけてもらえます。でも僕が一番思うのは、この世界で長く活躍し続けている方は全員、忙しすぎて当たり前なんだよな、ということ。事務所の先輩である、佐野勇斗さんや北村匠海さんのお話を聞いていると、もう忙しさのレベルを超えていて! これ以上は厳しいかも、と思っていたスケジュールでも、先輩たちのことを考えると『まだまだいけるんだ』と思えて、頑張れるんです」 レジェンド級の先輩方の背中を見ながら、かつ、自分なりのオリジナルな道を追求していきたいと口にする杢代の原点にあるのは、やはり人間としての“おもしろさ”なのかもしれない。 「バラエティにも興味があります。でも、人を笑わせるのってそう簡単じゃない。人に笑顔になってもらう練習をしたいなと思ってます」
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