二階俊博氏が率いる『志帥会』とは?中曽根康弘氏の派閥と亀井静香氏のグループが合併...後に二階派が合流 発足からの歴史振り返る「私どもワンチームであります」
自民党大敗で志帥会も…そこに合流した『二階派』
しかし4年後の総選挙で自民党は大敗。志帥会もメンバーの落選が相次ぎ、派閥の勢力は大幅に縮小。そんな志帥会に合流したのが、総選挙で同じように多くの所属議員が落選した二階俊博氏率いる『二階派』でした。 (志帥会 伊吹文明会長(当時))「二階先生のグループと一緒になれたということは、志帥会にとっても大変ありがたいことです」 (志帥会 二階俊博会長代行(当時))「可能な限りお互いに協力しあっていこうと」 2012年に二階氏が会長に就任して、志帥会は二階派と呼ばれるようになります。
2016年、安倍政権下で二階氏は自民党幹事長に就任。志帥会は二階氏の下で次々と新たな議員を受け入れていきます。入会した議員にはこんな人もいました。 (細野豪志衆院議員)「自民党入りを目指していきたいという思いを持っております」 旧民主党で環境大臣や政調会長などを務めた細野豪志議員です。二階氏は他党出身者や自民党を離党した議員などを派閥に受け入れて、後に自民党に入党する道筋をつくるなど、来るもの拒まずの姿勢で勢力を拡大していきました。 (志帥会 二階俊博会長 2020年)「私ども、この志帥会、ワンチームであります」 (2023年12月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)