【フィギュア】NHK杯制覇へ 坂本花織がジャンプ修正のポイント明かす「肩次第で変わる」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(8日開幕、東京・国立代々木競技場)に出場する世界女王の坂本花織(シスメックス)が〝修正〟に成功だ。 第2戦スケートカナダでは合計201・21点で優勝を果たすも、ジャンプなどのミスが目立ち、演技後には悔しさをにじませていた。帰国後はすぐさま原因を模索。「体のコンディションが悪い状態でずっとやってしまっていたので、そのクセがついて抜け出せずにいた」。左半身に疲労がたまったため、回転の軸が定まらないケースが増え「パンチみたいな感じで振り回してる状態になっていた」という。 そこでトレーナーと相談して左半身の疲労を取り除く作業を敢行。「(左)肩次第で変わるんだなと気づけてからは、良い方向に来ている。むち打ちとかになっても、ここをとにかくほぐせばいけるかなと。動きをよくすればいけるかな」。7日に会場で行われた公式練習ではジャンプを入念に確認しており、改善の兆しが見えている。 連覇の懸かるGPファイナル(12月、フランス)の切符奪取に向けては「カナダよりいい演技で終わりたい気持ちが今一番ある。明日ショートプログラム(SP)をやって、フリーへ自信をつけたい。表彰台は確実に乗りたい」。2年ぶりのNHK杯で女王の貫禄を示せるか。
東スポWEB