「俺がどんな思いして払ってるか!」政治家が税金を逃れ倒す中、金属バットがコーヒーちょろまかし校長は許せても保険証詐欺は許せない理由
金属バットの「酒辛肉鮪」#6
今年も早いもので、少しだけ春の気配を感じる3月になった。「税の春」とも呼ばれ、納税ラッシュが待ち受けるこの時期。個人事業主は確定申告が控えているが、金属バットの二人も例外ではない。 【画像】コンビニで税金を払う金属バット友保がレジで泣く泣く買う商品
金属バットの高校入試
――春ですね。学生も社会人も新生活に胸をふくらませているころでしょうか。受験シーズンも終わりましたが、お二人は高校受験で何か思い出はございますか。 小林 試験受けましたよ。 友保 俺は面接で入りました。 小林 そんなルートあったんや。AO入試やな。 ――面接ではどんなことを聞かれたんですか? 友保 「なんかできる?」って聞かれて。「なに見たいすか」って言ったら「見たことないの見して」って言われたんで、その場で爪はがしましたよ。これで一発合格。 小林 バリ取りみたいなことやな。 友保 剥がして血ぃ出して、向こうの目をずっと見てる。ハンコに血を塗って……合格! 小林 剥がしたんだから研磨しなさいよ(笑)。 ――試験日にはいろいろな中学校から生徒が集まるじゃないですか。変わった中学生もいらっしゃいましたか。 小林 年上多かったよな。 ――年上?? 小林 年上同士が入試の日に喧嘩するんですよ。あれどういうルートで来てるんやろか。 友保 一個ダブってんのよ。あと入って、すぐやめて、入り直したり。 小林 秋にやめて、入り直して、また冬にやめた。 ――なるほど、いろんな人生模様がありますね。合格発表は掲示板に張り出されるタイプでしたか? 友保 いや、なんか数字書いた鳩飛ばされて、それを先生がショットガンで撃つ。落ちた番号が不合格でした。 小林 ショットガンだとそんな距離は稼げないな(笑)。
コーヒーどケチ校長の人間味
――学校で思い出しましたが、あれ、ご存知ですか。今年1月、兵庫県の市立中学の校長先生がコンビニでレギュラーサイズのコーヒーを注文したのに、ラージサイズのコーヒーを抽出して店外に出て懲戒免職になった事件がありました。1度目ではなかったようで学校は緊急保護者会を開催して、教頭が全校生徒に説明したそうです。 友保 生徒になんて説明したんかな。「校長がコーヒーいれたよ~」って(笑)。 小林 一個今わかったのは、レギュラーサイズって言ってるってことはセブン-イレブンです。ローソンではない。 ――ローソンはサイズ表記がS M Lですもんね。校長先生、量増し7回目だったそうです。 友保 店変えろよアホおまえ(笑)。そりゃ捕まるよ(笑)。「またきた、山盛りコーヒーじじいがきた」って言われてるから。 小林 マジで憶えてるからな。 友保 俺、漫喫でバイトしてるときあったんすけど、やばい客は名前を打ったら出てくるんですよね。名前と生年月日と備考みたいなんで、「抜きマシーン」とか「部屋ザーメン大魔王」みたいなんが。 ――備考欄に書いてある。 友保 やばいやつは備考欄に書いてあるから、憶えるもんな。 小林 コーヒー7回分、490円……。 友保 ただ俺も1回あったんですよね、間違えて押してしまったこと。ほんまに酔っ払ってちゃんと間違えて押したんすよ、セブイレで。で、やっぱ盛り量でわかるじゃないですか。入れすぎっていう。それで店員の方向いたんよ、「俺払ったほうがええんかな?」って。店員もガンガン見てて、俺と目え合ってて、目合ったら、「負けたあかんな」おもて払いにいったもんな。 小林 俺、コンビニの店員やってたからわかるけど、追加で払われるほうがダルいねんな。1コだけ思うのが、こぼすなよってことだけ。 友保 ああ、汚すなと。校長も小さいカップになみなみ注いだら、けっこうギリになるはずなんで。 ――ああ、校長先生、こぼしてしまって店員さんの怒りを買ったのか……。 友保 まあ人間味あっていいですけどね。校長ってなんか人間性見えないですからね。 小林 逆に言うたら税金で給料もらってるじゃないですか。それを節約してくれてる。我々の血税をね。 ――ちょっと違うかもしれない(笑)。 友保 今バチバチやからな、政治家が税金から逃れ倒してるから。あんなんありやったらあんた、ほんまに。わしら税金重たあて仕方ないんやから。みんな笑ってるもんな、3月。「払われへんやーん」言うて(笑)。