ゴールドマン証、日銀出身の大谷聡氏が経済調査顧問に就任
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス証券は2日、日本銀行で調査統計局長兼チーフエコノミストを務めていた大谷聡氏が投資調査部門の経済調査顧問に就任したと発表した。
大谷氏の英語での役職名は「シニア・ジャパン・エコノミック・アドバイザー」。同氏は1991年に早稲田大学政治経済学部を卒業し、日銀に入行。2019年に金融機構局審議役、20年に金融市場局長、22年から調査統計局長兼チーフエコノミストとして勤務した。
ゴールドマンで日本経済担当チーフ・エコノミストを務めていた馬場直彦氏は、今年1月にバークレイズ証券に移籍していた。
日本は数十年にわたるデフレからの脱却に近づく一方で、企業収益を高めるための改革を加速させており、海外投資家からの関心を集めている。3月にマイナス金利政策を撤廃した日本銀行が、いつ追加の利上げを行うかも市場関係者の焦点となっている。
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Takashi Nakamichi