マリアーノの“5年間”を「4か月で超えた」 ベンゼマ抜けたレアルのホセル獲得は大正解だった
マリアーノの7ゴールは超えた
今夏にFWカリム・ベンゼマを失ったレアル・マドリードは、新たにスペイン代表FWホセルを獲得した。 まずホセルに任された役割は、センターフォワードのバックアッパーになることだ。今夏のレアルはMFジュード・ベリンガムを獲得し、シーズン序盤から[4-3-1-2]のシステムをベースに結果を出してきた。ホセルはベンチスタートになることが多く、2トップにはヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスを配するのがメインパターンだ。 ホセルはなかなか先発に入れなかったが、それでも今夏のホセル獲得は正解だろう。12日にはチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のウニオン・ベルリン戦で2ゴールを挙げており、早くもレアル加入から8ゴールを記録している。 スペイン『as』が注目したのは、今夏にレアルを離れてセビージャへ向かったFWマリアーノ・ディアスだ。マリアーノもレアルではほとんど出番がなかったのだが、それでも2018年から5年間レアルに在籍し続けた。 その5年間で決めた得点は、僅か7ゴール。ホセルはその5年間の得点数をあっさり超えたことになる。同メディアは「5年を4か月で超えた」とホセルの奮闘を称える。 ちなみに、同じくバックアッパーFWだったルカ・ヨビッチはレアル通算51試合で3ゴールに終わっている。長らくレアルはベンゼマに続く2番手FWの不在に苦しんできたのだが、ホセルは2番手の役割をきっちりとこなしている。 得点源はMFのベリンガムだが、ホセルがベンチに控えているのは大きい。後半戦からは出番も増えていくはずで、ホセルの獲得も新生・レアル攻撃陣に欠かせないものだったと言えそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部