【バドミントン全英オープン】山口茜は2大会連続準優勝。「最後までやり通すか、潔くやめるか。どちらが敬意のある行動か判断が難しかった」
3月17日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。女子シングルス決勝:キャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦し、第2ゲーム途中に棄権した山口茜のコメントを紹介する。 ――脚を痛めての棄権。痛めたのは股関節あたり? 山口 そうですね。試合前は全然大丈夫でしたが、試合が始まって 4点、5点ぐらいで(痛くなった)。前の踏み込みだったり、急な動き出しは難しいという感じです。 ――無理をせず、大事を取っての棄権の判断か 山口 このままプレーしても、あれ以上にはならないと思いました。最後までやり通すか、潔くやめるか。どっちが敬意のある行動なのか判断が難しかったですけど、もうあの感じのプレーしかできないと思ったので、やめた方がいいかなと思いました。 ――第1ゲームは接戦。第1ゲームはやりきろうとした 山口 動けない中で、できることをうまくやろうと開き直ってやりました。相手のミスがあったので、うまくやれていたところはあると思いますが、自分から(点を)取りにいくことが全然できなかったです。 ――フランス、全英の2大会の戦いぶりを、どう評価するか 山口 長い試合が連続しても、最後まで戦い抜けたと思います。今日はダメでしたけど、1月の時点でまだ無理だったことを考えると、昨日までしっかり戦い抜けたことが一番よかったと思います。あとは、トップ選手に対して、全然太刀打ちできなかったわけではなかった。ミスは多かったですけど、しっかり勝負できたのは、この遠征のよかったところだと思います。 ――今の時点で、股関節まわりの痛みは長引きそうか 山口 いや、長引くことはないと思います。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO