スターダム生え抜き10年、国内外で爪痕残す渡辺桃「他団体に乗り込んでボコボコに…ヒールとして最高だよ」
スターダムの生え抜きであることは本能的に意識している
そしてディアナの10.13後楽園大会。この日もメインで、“ディアナのセンター”こと梅咲遥とシングルで戦い快勝した。 「梅咲遥は、スターダムに出ていたときはほとんど印象に残っていなかったんだ。ただ可愛い子ぶっているだけのレスラーかなと思っていたんだけど、エルボーはめちゃくちゃ痛いし投げ技もあるし。眼もギラギラしていて、私がボコボコにすれば輝くかなと(笑)。ボコボコのし甲斐はあるよ、センターだからね。と思ったら、すぐに再戦だ(10.26新宿大会)。相変わらずエルボーは強烈だったけど、パートナーは自分のところの若手じゃなくて(スターライト・)キッドなのがねえ……やっぱりディアナに自信がないのかな?再再戦?そんな暇ないよ、忙しいんだよね、こっちは。10周年を迎えて、今更求められているのは自分でもわからないんだけど(笑)、まあ、どこで戦ってもケガしない頑丈な身体があるからね。今は個人で他団体に出ていくことが多いから、プロレス界に渡辺桃の名を轟かせてやろうと思ってるよ。他団体のタイトルも……獲っちゃおうかな」 最後に改めて、スターダムでの10年について聞いてみた。 「スターダムに数年いて生え抜き面している奴らもいるけどさ(笑)、本当の生え抜きっていうのは私のこと。前ほど生え抜き対移籍組というのは意識していないけど、一番心の奥底で考えているのは、私たち生え抜きがスターダムそのものだってこと。本能的に意識しちゃうんだよ、ヒールでも」
橋場了吾