デロリアンの現代版EV「Lynx DMC-EV」の販売価格決定。2024年内に試乗予約開始
4つのインホイールモーターを搭載したデロリアンEV
2024年8月8日、リンクスモータース(Lynx Motors)はDMC 12(デロリアン)をモチーフとしたEV「Lynx DMC-EV」の車両価格と納車時期を公開。開発が順調に進んでいることをアピールした。 【写真】現代に蘇ったデロリアン、「Lynx DMC-EV」をもっと見る リンクスモータースはアメリカ・テキサス州を拠点としてEVを製造するスタートアップで、伝説的なモデルをEVとして復活させる計画をふたつ発表している。ひとつは、2000年代にフォード創業100周年記念モデルとして開発されたフォード GTを再現し、4つのインホイールモーターで駆動するというモンスターマシン「Lynx GT1e」。 もうひとつがDMC 12(デロリアン)を再現した「Lynx DMC-EV」。新車販売当初こそ不人気車だったDMC 12は、知ってのとおり映画「バック・トゥ・ザ・フュチャー」でタイムマシンに改造されて登場したことで知名度は急上昇、いまもカルト的な人気を博しているモデルだ。 このパワートレーンをモーターとバッテリーに置き換えた単純なリバイバルではなく、内装も外装も機能も近代化が図られている。そしてガルウイングはもちろんのこと、ステンレススチールを用いた外板やドアトリムのデザインなどDMC 12オリジナルの構造的要素が織り込まれている。 今回リンクスモータースが発表したのは、後者のDMC-EVを2025年に納車開始するというものだ。当初から100台限定としたうえで、富裕層向けのサービスを数多く用意するビジネスモデルの展開 は想定されていたとおりだ。車両価格は24万9999ドル、約3600万円(8月26日現在)であることも同時に公表された。 また2024年後半から試乗を予約できるようになるというから、その頃には実車の写真や映像、車両の詳細も公開されてくるのではないだろうか。