【フィリピン】ヴィーナエナジー、北サマールで大型風力
アジア太平洋で再生可能エネルギー事業を手がけるシンガポールのヴィーナ・エナジーは、フィリピンの中部ビサヤ地方北サマール州で大型の風力発電所の建設を進めている。投資額は190億4,000万ペソ(約493億円)。2026年12月の商業稼働を見込んでいる。 北サマール州カルバヨグ市などにまたがる丘陵地1万818ヘクタールを対象に、38基の風力発電設備を設置する。発電容量は30万4,000キロワット。特別目的事業体(SPV)のジェミニ・ウインド・エナジーを通じて事業を進めている。 ヴィーナ・エナジーは、エネルギー省が23年7月に実施した「グリーン・エネルギー入札(GEA)」の第2弾で同風力発電事業を落札していた。