フォガトが体重オーバーで失格となったため、須﨑が繰り上がりで３位決定戦を戦うことになった。(C)Getty Images

　今大会、須﨑優衣にとって波乱ずくめの展開となっている。 　日本時間８月６日（日付は以下同）に行なわれたパリ五輪レスリング女子50kg級の１回戦。東京オリンピック金メダリストの須﨑は、連覇を懸けてインド代表のビネシュ・フォガトと激突した。 【画像】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、古賀紗理那…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介！ 　しかし２－０で迎えた最終盤、相手にタックルから２ポイントを献上し、ビッグポイントを取られたためまさかの逆転負け。２大会連続の金メダル獲得の夢は、早くも潰えてしまった。 　 　その後、敗れたフォガトが決勝まで駒を進めたため、須﨑は敗者復活戦へ回ることに。連覇への道は断たれたものの、表彰台の可能性は残った。 　だが一夜明けた７日、そのフォガトが計量時に150グラムオーバーしていたため失格に。 準決勝で彼女に敗れていたユスネイリス・グズマン（キューバ）が繰り上がりで決勝に進んだため、３位決定戦が空位となり、須﨑とオクサナ・リバチ（ウクライナ）による敗者復活戦がそのまま銅メダルを懸けた３位決定戦となった。 　予想だにしない展開となったが、それでも須﨑がやることは変わらない。昨日味わった悔しさをすべてぶつけ、表彰台へ上がってほしいところだ。 構成●THE DIGEST編集部