吉田麻也「9~11月は“なんとか乗り越えなければいけない時期”」日本代表として戦うことの“大変さ”を語る
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう!」(毎週土曜9:30~9:55)。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう!”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です! 9月21日(土)の放送では、W杯アジア最終予選で幸先の良いスタートを切ったサッカー日本代表について語りました。
「『FIFAワールドカップ26(以下:W杯)』のアジア最終予選。日本代表は第2節を終えて勝ち点6、得失点差+12でグループCの単独首位に立っています。次節は10月11日(金)にアウェイでサウジアラビア代表と対戦します」 吉田:2試合を終えて勝ち点6は、ザックジャパン(アルベルト・ザッケローニ監督時代の)ブラジルW杯最終予選以来ということで、とてもいいスタートが切れたのではないでしょうか。 僕も映像で観た限り、相手との力の差がかなりあるなと感じましたが、アウェイのバーレーンはかなり暑そうだったし、ピッチもよくなかっただろうし、そのなかでみんなしっかり集中して、よく勝ち点6を取ったなと思います。 (第2節を終えた時点で)気になるのは、オーストラリア(グループC)、カタール(グループA)が未勝利、さらには、韓国(グループB)やサウジアラビア(グループC)も意外と苦戦しているんですよね。なので、アジアのレベルは底上げできている一方で、これまでアジアでトップクラスだった国を見ると、日本とイラン以外はちょっと“ムムム!?”って感じの展開になっていますね。 現役の立場で(日本代表について)話すのは非常に難しいですが、外から改めて日本代表を見ると、9月、10月、11月と毎月、日本代表として(所属チームの国から)日本や中東、はたまた東南アジアに移動するのは本当に大変だなと思います。というのも、フィジカル的なしんどさはもちろん、自分のチームに戻ったら、レギュラー争いから一歩後退した状況になっているんですよね。 チームの監督としても、(代表に呼ばれて)世界中を飛び回って帰ってきた選手と、その期間にずっとチームで練習してきた選手だったら、コンディション的にも後者のほうがいいと思うのは当然です。なので(代表から帰ってきた後に)どうやって監督の信頼を得ていけるかが大事ですし、(シーズンの)前半にレギュラーとしてしっかり試合に出てチームとして結果を出すことが、後半戦にあたっても重要になります。 僕がヨーロッパにいたときは、だいたい2月ぐらいにチーム(の編成)が固まっちゃうんですよ。つまり、それまでにレギュラーとしてしっかり結果を出せば、もしチームの状態が崩れたとしてもレギュラーメンバーはいじらないことがよくありました。とはいえ(代表選手にとって)この9~11月は“なんとか乗り越えなければいけない時期”だなと個人的には思います。 (TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう!9月21日(土)放送より)