新型コロナ感染抑止へ「行かない方がいい場所」とは? 専門家会議の見解まとめ
散歩やジョギング、美術鑑賞などは低リスク
とはいえ、風邪などの症状のない人にとって、散歩やジョギング、買い物や美術鑑賞など、屋外での活動や人との接触が少ない活動、また手を伸ばしても相手に届かないような距離での会話などは、感染リスクが低いとしています。
新しい「クラスター」の発生を絶つ
専門家会議は「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」だとの見解を2月24日に示しています。 さらに1週間後の3月2日の見解では、感染の拡大を最小限に抑えるためには、「小規模な患者の集団(クラスター)」が次の感染者集団を生み出すことを防止することが重要だと強調しました。 新しいクラスターの発生を絶ち、感染を収束に向かわせるための方法が、「人と人との接触を最大限に避けること」で、これを「いま集中して実施すべき」だと、国民に協力を求めたのが冒頭の呼びかけです。 イベント事業者に対しても、開催の必要性を再検討するとともに、実施する場合は「風通しの悪い空間をなるべく作らない」などの対策を取ることを推奨しています。
《東京都は「花見での宴会」自粛求める》
大阪府は、2月に大阪市内で行われたライブの参加者に感染が広がっていることから、感染者が参加したライブの日時を公表し、症状の有無にかかわらず、参加者に相談センターへの問い合わせを呼びかけています。 東京都は、お花見シーズンに向け、都立公園や都が管理する河川敷での「飲食を伴う宴会」を控えるよう呼びかけています。散策しながら花見を楽しむ場合も、咳エチケットなど感染拡大防止への取り組みを求めています。