パナソニックHD子会社の認証不正、93件に…電子部品材料で米国の「UL規格」認証を不正取得
パナソニックホールディングス(HD)の子会社で電子部品を手がける「パナソニックインダストリー」(東京)は1日、電子部品材料で、米国の製品安全認証制度「UL規格」の認証を不正に取得していた問題について、調査委員会の調査報告書を公表した。UL規格以外の不正も新たに発覚し、不正は計93件に上った。
この問題を受け、インダストリー社の坂本真治社長とパナソニックHDの楠見雄規社長が、いずれも月額報酬の50%を4か月分、自主返上する。
昨年11月、社員の申告により不正が発覚。今年1月に外部の有識者による調査委員会を設置し、原因究明を進めていた。