【長時間労働、休日出勤、嫌だ…全部やめたい】社畜社員を幽霊が見守る「だけ」の漫画が心に響く!話題作の作者を直撃
X(旧:Twitter)で毎日公開されている、中山ゆき(@yukiyuki_nkym)さんの漫画「幽霊と疲れた会社員」が話題を集めている。2023年9月からスタートした本作は、幽霊となった男性がたまたま見かけた会社員に生前孤独だった自らを重ね、彼の日常をそっと見守っていくというストーリー。 【漫画】「幽霊と疲れた会社員」を読む 冴えない会社員と、彼の生活に介入するわけでもなくそばで「見ている」だけの幽霊、両者の関係にグッと来る前半から、ある女性の登場で予測不能な展開を見せており、読者からは「続きが気になる!」といった声が相次いでいる。このほど、本作を手掛ける中山ゆきさんに話を聞いた。 ■「ゆっくりと幸せを確かめていくようなお話にしたい」(中山ゆきさん) 幽霊が会社員に対して何かをするわけでもなく、本当に見守っているだけの本作。中山さんは本作をスタートした経緯について、「最近疲れた顔をしている人が多いなと、ぼんやりと思ったのがきっかけです」と明かす。 毎日更新というペースにも関わらずページやコマ数は少なくないが、「その方が読んでいるかたが楽しみやすいだろうなと思ったからです。余裕のあるときに描きためるようにしています」と、読者ファーストな制作ペースへのこだわりを窺わせた。 「分人の発見」がテーマだという本作は、次第に男女の関係性にフォーカスし始めているが、「設定はそこまで決めず、その場その場でよいほうに進めるようにしています」と、元々考えていた展開ではなかったそう。今後の展開についても、「ゆっくりと幸せを確かめていくようなお話にしたいと思っております。ぜひ読んでみてください!」と、読者へメッセージを寄せた。 取材協力:中山ゆき(@yukiyuki_nkym)