【70歳代おひとりさま】年金の「平均月額」と「貯蓄額」の平均を見る!「シニアの単身世帯」は年々増加傾向へ
年金支給日は2ヶ月に1回!計画的な資金管理を
老後に向けた計画をするうえで知っておきたいのが、年金の支給は「偶数月の2ヶ月に1回」ということです。 公的年金は多くの方にとって生活費の柱となりますが、支給は2ヶ月に1回であるため、計画的に使うことが非常に重要です。 なお、老後も基本的には税金や社会保険料を支払う必要があるため、家計収支のシミュレーションをする場合は、これらを考慮した老後の生活設計を立てると良いです。 しっかりとした計画を持つことで、安心した老後生活を送るための基盤を築くことができるでしょう。
まとめにかえて
今回は、70歳代のおひとりさまにスポットを当ててその貯蓄額や年金額などを確認してきました。 将来もらえる年金額は、現役世代の収入や払込期間などによって、大きく個人差が出てきます。 まずは、自分がどれくらいの年金を受給できるのかを知ることが、将来資金を準備する第一歩となります。 年金だけで老後の生活を支えるのが難しい場合、将来不足する金額を確認し、その額をカバーするための対策を講じる必要があります。年金受給見込額は、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」から確認できますが、年金に頼りすぎない資金計画が重要です。 預貯金は安全資産として欠かせませんが、低金利時代の日本ではそれだけでは不十分です。「お金に働いてもらう」ための資産運用も検討すべきです。制度が改正された新NISAや、iDeCo、個人年金保険など、さまざまな資産運用の選択肢があります。 その中から自分に合った商品を見つけ、早めのうちから準備をしておくことが大切です。 これを機に、ご自身の老後にむけた資産形成を考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」 ・厚生労働省「2023年 国民生活基礎調査の概況」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
菅原 美優