【映画大賞】西田敏行さんに特別賞 晩年は座っての演技も「オファー絶えず」と事務所代表
<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)> 今年10月、76歳で亡くなった西田敏行さんに特別賞が贈られた。 出演作「敦煌」が第1回石原裕次郎賞に輝くなど、映画界に多くの足跡を残し、亡くなる9日前にも遺作「ドクターX FINAL」の完成報告会見に登壇した。所属事務所の小林保男代表は「晩年は『座っての演技しかできませんよ』と申し上げていたのですが、オファーが絶えませんでした。どんな仕事も『いいんじゃない』と受ける人でした。この賞はうれしいでしょう」。亡くなる6日前にも岸部一徳(77)と焼き鳥店で演技論に花を咲かせていたという。来年2月18日に増上寺(東京都港区)で「お別れの会」を執り行い、一般からの献花台を置く。