岸和田市長が24日午後、妻同席で記者会見へ 不倫問題巡り不信任決議の市議会を解散
大阪府岸和田市の永野耕平市長が、性的関係をめぐって女性から損害賠償請求訴訟を起こされ、解決金を支払うことで和解した問題で、永野氏は24日、自身に対する不信任決議を可決した市議会を解散した。同日午後に記者会見を予定しており、議会解散後の方向性を説明するとみられる。会見には永野氏の妻も同席するという。 【ひと目でわかる】女性トラブル発覚後の岸和田市長をめぐる動き 市議会事務局によると、24日午前、永野氏から市議会の烏野隆生議長に議会解散の通知書が提出され、同日付で受理された。 市選挙管理委員会によると、市議選は解散から40日以内に実施すると定められており、市議選は来年1月26日告示、2月2日投開票となる見通し。 不信任決議は20日に採決され、24人中20人の賛成で可決された。永野氏が所属していた地域政党「大阪維新の会」の一部も賛成に回った。 永野氏をめぐる一連の問題について決議では、「議員から訴訟内容について説明を求めたが、説明責任を果たすことはなかった」と指摘。「その後一転して、不倫関係にあったことを認め、公人としてあるまじき行為。岸和田市大混乱の異常事態を招いた」と批判し、永野氏を信任しないとした。 大阪維新の会は永野氏を離党勧告処分とし、永野氏は離党した。