借りパク注意!? レンタル先で大活躍中のJリーガー(4)なぜアジア杯落選? 凄まじい機動力のFW
今季もJリーグでは、チャンスを求めて多くの選手がレンタル移籍でプレーしている。その中にはレンタル先で大きな成長を遂げた者や、かつての輝きを取り戻してチームに欠かせない存在になった者もいる。今回は、レンタル移籍先で活躍しているJリーグの選手を紹介する。※成績は15日時点の『transfermarkt』を参照。
FW:染野唯月(そめの・いつき) 生年月日:2001年9月12日 レンタル元:鹿島アントラーズ レンタル先:東京ヴェルディ 2024リーグ戦成績:13試合4得点0アシスト 鹿島アントラーズでプロキャリアをスタートさせた染野は、2022シーズンの途中に出場機会を求めて当時J2の東京ヴェルディにレンタル移籍してスタメンの座を掴んだ。翌2023シーズンも再びヴェルディにレンタルされた染野は、清水エスパルスとのJ1参入プレーオフ決勝戦で、昇格を決定づける値千金のPKを決めるなどクラブ史に残る働きをした。 ヴェルディのサポーターに歓喜をもたらした染野は今季も同クラブでプレーすることを選んだ。ここまで保有元である鹿島戦を除くリーグ戦全試合に出場し、ツートップの一角としてチームの最前線で奮闘している。果敢にプレスを仕掛けて守備でも貢献し、そこから攻撃の起点ともなる。攻守において重要な役割を果たす万能型FWへ成長を遂げた染野に対する城福浩監督の信頼は厚い。 しかし、ヴェルディでは輝きを放っているが、今年3月に行われたU-23日本代表戦に出場するもアピールならず、AFC U-23アジアカップを戦うメンバーから落選してしまった。パリオリンピックまでの残りの期間、逆転選出を目指す染野はクラブでさらなる活躍を見せることができるか。
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