熊本・宇城市の自動運転バス、愛らしく!! イオンモール宇城~小川駅、18日から実証実験
熊本県宇城市小川町のJR小川駅とイオンモール宇城との間で18~24日、自動運転バスの実証実験が実施される。17日、報道陣向けの体験乗車会が開かれ、愛らしい車体が同区間をスムーズに走った。 熊本の交通
宇城市とイオンモール、NTT西日本の三者協働で実施し、事業費は3500万円。国土交通省から全額補助を受けた。車両はフランス製の「EVO(エヴォ)」で定員9人。ほかにオペレーター1人が乗車し、状況によっては手動で操作する「レベル2」に当たる。 17日は報道陣ら計45人が試乗した。イオンモール宇城を出発し、途中でスポーツ施設や店舗など4カ所で停車。小川駅までの約1・5キロを30分かけて走るルートを往復した。 EVOは赤外線レーダーで近くに障害物を読み取ると、「キンコン、キンコン」と音を鳴らして減速。オペレーターが状況を見て進行を判断した。信号では色にかかわらず止まり、青の場合はオペレーターが進行させる。 試乗した守田憲史市長は「安全性は十分で、広い道は時速20キロ近くで走り、快適だった。多くの市民に乗ってもらいたい」と話した。実証実験では乗車率や運行上のリスクなどを検証。早ければ2027年度にも全てを自動で運転する「レベル4」を導入する。
自動運転バスは18日午前9時55分、イオンモール内のTOHOシネマズ宇城を出発し、1日8往復する。無料。(清島理紗)