まさかの“直訴”で…他球団移籍を志願した歴代選手(2)複数年契約中に“FA宣言”!?
プロ野球の世界では現在、フリーエージェント(FA)制度や、現役ドラフト制度などが導入され、NPB内での移籍の活性化が図られている。一方で、選手が出場機会の増加や、環境の変化を求めた例も存在する。そこで今回は、他球団への移籍を希望した歴代選手を紹介したい。
島内宏明
投打:左投左打 身長/体重:180cm/75kg 生年月日:1990年2月2日 経歴:星稜高 - 明治大 ドラフト:2011年ドラフト6位 自身の発言が大きな波紋を呼んだ島内宏明は、チーム内での立場も苦しくなっている。 星稜高校から明治大学を経て、2011年ドラフト6位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。プロ2年目の2013年には97試合に出場し、日本シリーズも経験した。 その後はレギュラーに定着出来ないシーズンが続いたが、2016年に出場機会を増やすと、2017年は全143試合に出場し、自身初の規定打席に到達。打率.265、14本塁打、47打点の記録を収めた。 翌年以降は4番打者としての起用も増加し、2021年には141試合に出場すると、キャリアハイとなる21本塁打、96打点をマーク。自身初のタイトルとなる打点王に輝いた。 ところが、2022年オフの契約更改時の会見では、複数年契約中にもかかわらずFA権を行使したいと要望。後に本人が謝罪するなど物議を醸した。 昨季は104試合の出場で打率.236に終わると、今季はわずか40試合の出場にとどまり、本塁打ゼロと苦しいシーズンが続いている。 外野陣では今季全試合フルイニング出場を果たした小郷裕哉などが存在感を示しただけに、35歳となる来シーズンは巻き返しが必須となる。
ベースボールチャンネル編集部