なぜ?多発する逆走車 “分かりづらい標識”に住民困惑
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仙台市の道路で一方通行を逆走する車が相次いでいます。なぜ、この道路で多発しているのか「特殊な事情」が見えてきました。 ■なぜ?“逆走車多発”相次ぐ道路 今にもぶつかりそうな距離ですれ違う逆走車。 仙台市の道路で立て続けに起こる逆走。実はここ、逆走する車が多発する通りだというのです。 近くで働く人 「しょっちゅう逆走しますよ。自転車と(車が)ぶつかってそういう事故はありますね」 近隣住民 「標識が見にくい。ここも一方通行なので(初めて通る人は)分からないと思います」 逆走車が多発する訳。それは通りに設置された“分かりづらい標識”が関係していました。 ■「分かりづらい標識」に住民困惑 逆走車が相次ぐ仙台市の通り。一方通行ですれ違うには狭すぎる幅で、いつ事故が起きてもおかしくない状況です。 誤って逆走してしまう理由は…。 現場は仙台駅からほど近くにある通り。午前6時から9時までは画面左側に一方通行ですが、それ以外の時間だと進行方向が逆転するのです。 いわゆる「逆転式一方通行」によって進行方向を勘違いしたドライバーが多発していました。 進行方向が逆転した直後の午前9時すぎには…。どの方向に進んでいいのか分からず、戸惑う車も。 さらに、運転席から見てみると直前まで標識の文字は見えづらく、じっくりと確認する必要があります。 近くで働く人 「運転するのに夢中で、標識を時間帯まで確認するのは難しい」 大通りにつながるこの通り、仙台北署によると時間帯によって一方通行の方向を変えることで朝の混雑を緩和する狙いがあるといいます。 今後も必要に応じてパトロールなどを行っていくということです。
テレビ朝日