エド・シーラン、大ヒット曲「Love Yourself」をジャスティン・ビーバーに譲ってしまった理由を明かす
2015年にリリースされたジャスティン・ビーバーの楽曲「Love Yourself」。同年に発表したアルバム『Purpose』のプロモーション用シングルとしてリリースされるや否や大ヒット。ビルボードのシングルチャートとUKチャートで1位を達成、アメリカではその後24週にわたってトップ10入りを果たした。オーストラリアやブラジル、カナダのチャートでも1位に輝き、世界中で大ヒットした。ちなみにジャスティンはこの曲でグラミー賞の最優秀楽曲賞と最優秀ポップソロパフォーマンス賞にノミネートされている。
この楽曲を作ったのはジャスティンの友人であるエド・シーラン。もともとは自分で歌うつもりだった。これだけの大ヒット曲を自分のために作ったのに、結局他の人に提供してしまったわけについてコンサートで語った。先週金曜日にセミノール・ハードロック・ホテル&カジノのステージに立ったエドは「この曲はアルバム『➗』の曲を作っているときに書いたものなんだ。あのとき僕はさまざまなことを歌った曲をたくさん書いていた」と当時を回想。「あの曲を周りのみんなに歌って聞かせたとき、正直なところみんな『うーん……』って反応だったんだ」と笑いながら話した。
でもジャスティンはこの曲にひと聞き惚れ。エドに「自分が歌いたい」と言ってきたという。エド曰く「『いいよ、どうぞ』って答えた。そうしたら大ヒットしたんだ」。
同じ曲でも歌う人が違えば、まったく異なる作品に仕上がることはよくあること。それでもエドの周りがいい反応を示さなかった曲の良さを見抜き、それをちゃんとヒットさせるあたりジャスティンの才能を物語っていると言えそう。そのとき「うーん……」と言ってしまったエドの関係者は恥ずかしがっているかも。