「逗子かるた」発行へ 絵札は全て地元在住の洋画家・佐藤泰生さんが描く
逗子のNPO法人「逗子まちなかアカデミー」が1月中旬、残しておきたい、伝えていきたい逗子の宝物や歴史・文化・自然を再認識してもらうために「逗子かるた」を発行する(逗子葉山経済新聞) 【写真】「逗子かるた」の外箱も佐藤泰生さんが担当 作成の参考文献は同NPOが逗子の魅力を集め、調べてまとめた本「知っ得ずしQ&A~読めばご当地コンシェルジュ」。理事長の田中尚武さんは「逗子の魅力は海や山といった自然だけでなく、文化遺産もたくさんある。これらをもっと知ってもらい、伝えていくためにかるたという形にしたらどうかと企画した」と話す。 読み札は逗子在住の詩人で湘南文芸主宰の赤木祐子さんが担当し、絵札をやはり逗子在住の洋画家・佐藤泰生さんに依頼した。佐藤さんは「かるた絵がどういうものかも分からなかったし、逗子のことも詳しくなかったので、最初は断ろうと思った」と言い、「田中さんと一緒に絵の対象となる場所を実際に見にいったり、どういう名所旧跡なのかを調べたりするうちに楽しくなってきた」と話す。「例えば『なぎさホテル』にしても一時暮らしていた伊集院静や最近、歌にした桑田佳祐のイメージが必要なのかなどと悩んだが、自分らしさを表現した」と説明。ガラス絵や貼り絵の手法なども取り入れてバラエティーに富んだ51枚を描き上げた。 田中さんは「佐藤さんは東京の日動画廊や横浜・高島屋で個展を開くほどの洋画家。かるたは見ごたえのあるアート作品になっている。子どもから高齢者までみんなで遊びながら、逗子の魅力を知り、伝えていってもらえたら。かるた大会も開いてみたい」と呼びかける。 絵札読み札各51枚。解説書付き。価格は1,800円。かるたをリターンとしたクラウドファンディングも1月8日まで行っている。
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