大谷翔平の成功でメジャー二刀流解禁の流れ?!
米国では、幼年期から野球、バスケ、アメリカンフットボールと様々はスポーツを行うし、ピッチャー、バッターの枠にとらわれないという土壌がある。本気で二刀流に取り組めば、“第二の大谷”が誕生しても不思議ではない。 だが、一方でアスレチックスのボブ・メルビン監督が「自分にとっては『こんなことをどうやってやるんだ』という感じだった。両方をこなせるのかと、疑問だったが、彼は両方をとてもスムーズにこなしていた。彼が最高の選手だろうというのは見ていてわかっていた。ここまで彼が良い選手だとは知らなかった。彼は他に類を見ないことをやっている。おそらく他の選手にも二刀流の道を切り開いていくのかもしれないが、簡単なことではない。彼は簡単そうにやり遂げていたが」と語るように、あくまでも大谷は特別で、第二、第三の二刀流選手の出現は簡単ではないという意見もある。 また「ルースでさえもやがて(投手か打者かを)選ばなければならなくなった。投手、打者の両方で、主役を務めたルースは1920年までに実質上投手をあきらめ、打者に専念した。高いレベルで求められる(投手、打者の)両方への要求が単に大きすぎたのだ」とベーブ・ルースの例を出して“二刀流”には“賞味期限”があることも指摘した。 記事は最後にオースマス新監督の以下のコメントでまとめられている。 「大谷が出現したことで、これから先に我々は二刀流選手をもっと多く見ることになると思う。一時的に熱中しているだけとは呼びたくない。若いアスリート、野球選手が、『なあ、ちょっと待てよ』と言い出すようになると思う。『なんで(投手、打者の)両方ができないんだ?』とね」――。