「デカレンジャー」20周年映画初日でメンバーが子ども指導する「デカキッズ」構想浮上
さいねい龍二(42)が7日、東京・新宿バルト9で行われた映画「特捜戦隊 デカレンジャー20TH ファイヤーボール・ブースター」初日舞台あいさつで「6年ぞろいの変身は、この先、予定がない。感慨ひとしお…胸にしまって欲しい」とファンに呼びかけた。また、林剛史(41)は新作をやるなら? と聞かれ、登場人物たちが自分たちの子どもを後継者として鍛え、指導する物語、構想を口にした。 「特捜戦隊 デカレンジャー」は、2004年(平16)2月から05年4月まで、スーパー戦隊シリーズ第28作としてテレビ朝日系で全50話放送された。宇宙に多発する星間犯罪組織を取り締るために設立された銀河系宇宙警察・地球署を舞台に、選ばれし刑事たちS.P.D.「スペシャルポリス・デカレンジャー」の6人が、宇宙犯罪者アリエナイザーたちに立ち向かう物語。15年に「特捜戦隊デカレンジャー10YEARS AFTER」、17年には「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」が製作。そして今回、放送開始から20年で新作映画が製作された。今作は、平和を守るデカレンジャーの6人が地球署にそろって20年のタイミングで発生した、大爆破事件を描いた。 トークの流れの中で、特撮関連舞台あいさつ司会の第一人者・寺迫麿から、俳優陣に「次回、新作を作るとしたら、どういう物語が良いか、案をいただけませんか?」と質問が出た。デカブルーこと戸増宝児役の林剛史(41)は、木下あゆ美(41)演じるデカイエローこと日渡茉莉花が「特捜戦隊デカレンジャー10YEARS AFTER」で結婚して子どもがいる設定なのを踏まえ「ジャスミン(茉莉花)結婚して子どもがいるじゃないですか? ゆくゆく、考えた時に『デカキッズ』はどうかな? と。サブタイトルに『デカの意志を継ぐ者』と…」と提案した。 「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」では、伊藤演じる江成仙一と菊地美香(40)デカピンクこと胡堂小梅も結婚する設定になっている。それだけに、林は「ウメコとセンちゃんも結婚しているんで、お子さんが生まれて。ホージー(宝児)だけ幸せ感がない。テツも個人的に、どこかの方と結婚して、バンも結婚して」と、さいねい龍二(42)演じるデカレッドこと赤座伴番と、吉田友一(41)演じるデカブレイクこと姶良鉄幹も結婚する物語を構想。「全員、結婚して生まれたキッズが宇宙警察地球署の養成所に入り、僕達が教えに行った時、事件が発生し、大人の背中を見て、しっかり育って宇宙警察って良いねと…」と言い、胸を張った。木下は「ぜひうちの息子をイエローじゃなくて、レッドで」とアピールした。 放送から20年が経過し、俳優陣の人生も変わった。伊藤は「娘が1歳になって、親になって演じたのが違い。放送当時も子どもたちを意識していましたが、柔らかい部分でいられたら良いなと思って演じたのが違い」と、親になって演じた違いを口にした。 物語の中では、伊藤演じるセンちゃんと菊地演じるウメコが結婚するが、現実は菊地と吉田が18年に結婚し、21年に高知に移住。吉田は高知市地域活性推進課・地域おこし協力隊で活動しつつ、鍼灸(しんきゅう)師としても活動している。今作のロケも高知市で行っており、吉田は「今回、地域活性という流れが生まれた。高知市は車で30分以内で山、川、きれいな海にたどり着ける。渋滞がなく、ロケ効率が良い。撮れ高もメチャメチャある」とアピール。菊地が「ゴルフ場で爆破やりたいって言ってたよ」とツッコむと「それも継続中。受け入れ態勢はメチャクチャある。海でロケできるし、ドローンもいける」とアピールした。 この日は、ドギー・クルーガーことデカアスターの声を担当した声優稲田徹(51)もサプライズで登壇した。