「痛恨の極み」石破茂首相、与党過半数割れを陳謝 自民が衆院選敗因総括の懇談会
自民党は7日、大敗した先の衆院選の敗因を総括する両院議員懇談会を党本部で開いた。石破茂首相(党総裁)は冒頭、衆院選の勝敗ラインに掲げた「与党過半数」を下回った結果について「痛恨の極みだ」と述べた上で「深く反省し、おわびしなければならないと考えている」と陳謝した。出席者の一部からは執行部の責任を問う声があった一方、結束を求める声が多く上がった。 【ひと目でわかる】比例得票でも〝最弱〟大阪自民、2連続で対維新「0勝15敗」 森山裕幹事長は「強く責任を感じている。多くの国民から厳しい批判をいただいたことは、厳粛に受け止めなければならない」と語った。 懇談会は約3時間にわたった。意見交換は非公開で行われ、衆院選終盤で発覚した非公認候補が代表を務める政党支部に2千万円が活動費として支給されたことについて、説明を求める声が相次いだ。 また、衆院選の敗因分析の必要性や、党員・党友と有権者との感覚のずれを指摘する意見もあったという。 懇談会後、森山氏は記者団に「(意見を)整理をして、今後の党運営にいかしていきたい」と説明した。