ソラナ、2代目暗号資産スマホ「Seeker」の詳細発表
ソラナのDappストア
iPhoneや既製のAndroidに代わるスマートフォンとしてSagaが持つ大きな魅力の1つは「Dapp store」と呼ばれる独立したアプリストアの導入だ。開発者たちは、高度にカスタマイズされた暗号資産アプリを開発し、App StoreやGoogle Playの高額な手数料を負担することなく、アプリをリリースできる。 ホリヤー氏によると、SeekerのDapp ストアは、さまざまなアプリを見つけやすくし、Sagaのそれよりも優れているという。こうした向上は、開発者たちの関心が高まったからこそ可能になった。ソラナの1モデル目に向けてアプリを作ったチームはわずかだったが、今回は「多数のチームから問い合わせ」があり、Seeker向けアプリ開発に関するガイダンスを求められているとホリヤー氏は語った。 「我々がこの携帯電話を発表し、10万台が先行販売されたことが知られると、エコシステムの各チームは待ち切れない様子だった」 同氏によると、ストアでは、ユーザーが獲得しているトークン報酬の追跡もより正確に行われるようになるという。多くのチームが携帯電話の所有者に報酬を発行する予定で、Seekerは大きな利益をもたらす可能性があると同氏は期待している。
新機能
Seekerでは、メーカーが通常はロックしているGPSデータ、セルラーデータ、コンピューティングなどに対するサードパーティ製アプリのアクセスが、より許容されやすくなるとホリヤー氏は述べた。 これにはトレードオフが伴う。通常、端末ではプライバシーなどの懸念から、こうした内部情報は非常に慎重に扱われる。だが、一方でこうしたデータはすべて貴重で、特にDePIN(分散型物理インフラネットワーク)を開発する暗号資産プロジェクトにとってはなおさらだ。 ソラナモバイルは、DePINプロジェクトのヘリウム(Helium)や他のDePINプロジェクトと協議し、Seekerで活用される可能性があるデータを特定した。普段はあまり注目されないデータが、DePINの成長とパフォーマンスをより正確に追跡することに役立つかもしれない。 「これらはユーザーにとって、収入、関与、交流といった面で信じられないほどのチャンスになるだろう」とホリヤー氏は述べた。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Solana Foundation|原文:Solana Unveils Details of Second Crypto Phone 'Seeker'
CoinDesk Japan 編集部