”てんかん”隠して免許更新…わずか4日後に車で意識失い死亡事故 「偏見を持たないでほしい…」惨劇を受けて患者や医師が思うこと
「てんかんを知って」小学校で講演
中村さんはてんかんについて多くの人に知ってもらおうと、仕事の合間を縫って小学校などで講演している。 児童: てんかんになる時は自分でわかりますか 中村さん: 僕の場合は発作で、ガタガタガタと倒れる前に一瞬 電気ショックのようなピクっていうのが2~3回ある。でも人によってあったりなかったり。ある人でも気持ちが悪いとか、おなかに違和感があるとか、人によってバラバラ 児童の中にはてんかんの患者もいて、「てんかんの人と話せるのは、自分もてんかんだからいい時間でした。ありがとうございます」とお礼を言うと、中村さんは「僕も感動するぐらいうれしいです、ありがとうございます」と返した。
「偏見を持たずに正しい理解を」
静岡県警によると2023年までの10年間で、県内で一定の病気等を理由とした運転免許取消し件数はのべ1459件。そのうち、てんかんによる免許の取消しは約半数の741件だったそうだ。 中村真二さん: (今は)免許を取れなくなるから(質問票で)「いいえ」にマルをつける人がいたとしても、「周りの人が理解してくれるから運転免許なんていらない」と思えるくらいの世の中になれば事故も減るだろうし、てんかんを持つ人が生きやすい世の中になる。その意味で、もっと知ってくれる人、理解してくれる人が増えたらいい てんかんについて偏見をもたずに、社会全体として正しい理解を深めてほしい。 それが中村さんの今の願いだ。 (テレビ静岡)
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