環境に優しく調理もできて暖までとれる! にわかに注目の「ペレットストーブ」は一石三鳥の鬼に金棒だった
蒸留設備の設計・施工・販売・メンテナンス事業を展開する、大阪府枚方市のユカエンジニアリングが電気もガスも使用せず、自然エネルギーを活用した環境にも人にも優しい暖房器具を2023年5月20日、万博記念公園で開催されたアウトドアイベント「OUTDOOR PARK 2023」で披露しました。ソトラバ編集部は、お披露目から遅れること約半年、11月28日から開催された「キャンプ&グランピングEXPO」のCrefob(以下、クレフォブ)ブースで、クラシカルな雰囲気を醸し出しながらも、耐熱ガラスの窓のなかで炎が立ち上がる美しいゆらぎに思わず癒やされてしまいました。 【写真】調理もできるペレットストーブを見る(全15枚)
2つの暖房器具の正体はペレットストーブ
あまり聞き慣れない“ペレット”という言葉ですが、クレフォグでは、森から生まれたバイオ燃料の木質ペレットを燃やし、暖を取りながらピザを焼くことができる『Pizza Oven』に加え、17.5kgのペレットを燃料に約8時間連続使用できる『PELLET STOVE』をラインアップ。暖房方式は輻射式(薪ストーブと同じように赤外線を放出して室内を暖める)を採用し、最大燃焼時は5000kcal/hの発熱量を誇ります。 暖房の目安は木造住宅15畳、鉄筋コンクリート住宅23畳となり、広いお部屋に設置してもしっかり室内を暖めることができます。 実際、ペレットを燃やしてメラメラと炎が立ち上がるストーブの周りにいるだけで、うっすら額に汗が滲むほどの暖房性能を直に体感することができました。
環境に優しくて調理もできるピザオーブン&ペレットストーブ
クレフォグ初の製品となった『Pizza Oven』は、鉄と炭素の合金である炭素鋼が使われており、オーブンのルーフトップが湾曲しているデザインによって、愛らしくも無骨な佇まいがオトコ心をくすぐるアイテムです。また、薪ストーブと比べて着火がとても簡単であり、ピザ窯内の温度を均一(窯内温度340℃)に保つことができるため、美味しくふっくらカリッとピザを焼き上げることができます。 また、コストコで売られている直径約30cmの大判ピザも入る窯内は広く、使い方によっては2つの料理を同時に調理することも可能です。約1.5時間ほどの予熱時間が必要になりますが、基本的に着火後は放置でOK。ペレットを満タンにして約1.5~2時間ほど連続燃焼させることができるのです。 ちなみにペレットは、1kg約130~140円ほどで販売されているので、8時間連続運転させても消費するペレットは7kg程度で、約900~1000円ほどの燃料代(※都道府県、市町村からの木質ペレットストーブ導入時などの補助金制度あり)になります。また、ペレットの投入は約2時間毎でよいので手間がかからないのも魅力といえるでしょう。 もちろん焚き火として楽しむこともできますし、着火時を除き電気もガスも必要ありません。しかも、薪ストーブのように薪の置き場に困ったり、薪割りの手間を気にすることなく手軽に使うことができるのも美点です。 昨今、にわかに注目のペレットストーブは、環境に優しく経済的でメリットだらけでまさに鬼に金棒といえる存在なのです。
ソトラバ編集部