アカマイ、NVIDIA GPUを用いたメディア/エンタメ業界向け動画処理サービス
米Akamai Technologiesは、NVIDIA GPUをベースとしたメディア/エンターテインメント業界向けの新サービスを同社のクラウドポートフォリオに追加したことを発表した。
米Akamai Technologies(Akamai)は、2024年4月15日(米国時間)、NVIDIA GPUをベースとしたメディア・エンターテインメント業界向けの新サービスを同社のクラウドポートフォリオに追加したことを発表した。「NVIDIA RTX 4000 Ada 世代 GPU」を用いて、動画コンテンツ処理の高速化と効率化を実現するサービス。 Akamaiが実施したベンチマークテストにおいて、NVIDIA RTX 4000を使用したGPUベースのエンコーディングは、従来のCPUベースのエンコーディングおよびトランスコーディング方式と比べて、1秒あたりのフレーム数(FPS)が25倍高速であることが実証されているという。 これによりメディアやエンターテインメント企業は、Akamaiの分散クラウドプラットフォームとコンテンツ配信サービス、セキュリティサービスを活用しながら、スケーラビリティと耐障害性に優れたアーキテクチャを構築し、より高速で信頼性の高いワークロードを展開できるという。 Akamaiではそのほかのユースケースとして、生成AIや機械学習、データ分析や科学計算といったニューラルネットワークでの推論や大量データの処理を実行するようなアプリケーション開発を挙げている。 文● ASCII