手持ちのApple製品を今すぐアップデートすべき理由。悪用される可能性アリ
iPhone、iPad、MacおよびVision Proを持っている人は、そろそろアップデートの時期ですよ! Appleは、iOS 18.1.1とiPadOS 18.1.1、macOS 15.1.1、そしてvisionOS 2.1.1という4つのデバイスすべてに新しいセキュリティアップデートを配布しました。 Appleの最新OS「iOS 18」と「iPadOS 18」のソフトウェアを実行できない古いデバイスにも、iOS 17.7.2とiPadOS 17.2.2が提供されています。
今すぐアップデートすべき理由
なぜ、これほど多く機器に対して同時にセキュリティ・アップデートが配布されるのでしょうか? その理由は、これらのアップデートはすべて「2つの特定のセキュリティ欠陥」を修正するものだからです。 先日リリースされたiOS 18.1とmacOS 15.1に含まれる75以上のパッチと比べると、少ないリストに聞こえるかもしれません。 しかしこれらの違いは、今回のアップデートは既知のエクスプロイトを含むセキュリティ上の欠陥にパッチを当てるという点です。 言い換えれば「誰かが、どこかで、今まさにこれらのセキュリティ欠陥を利用しているかもしれない」ということなのです。 「CVE-2024-44308」として追跡されている最初の欠陥は、JavaScriptCoreの問題です。 悪意のあるウェブコンテンツを処理することで、悪意のある人物があなたのデバイス上で任意のコードを実行することを許してしまう可能性があります。 これは、よくありませんね。 「CVE-2024-44309」として追跡されている2つ目の欠陥は、WebKitの問題であり、悪意のあるウェブコンテンツによって影響を受けます。 しかし、この悪意のあるウェブコンテンツは、任意のコード実行につながるのではなく、クロスサイトスクリプティング攻撃を引き起こす可能性があります。 これらのセキュリティ・アップデートがリリースされた時点で、Apple社によると、これらの悪用はインテルベースのMacのみに影響を及ぼしていると説明していました。 つまり同社は、MシリーズのMac、iPhone、iPad、Vision Proに影響するエクスプロイトを公表していません。 しかし、これらのセキュリティ・アップデートは非常に多くのApple製デバイスで利用可能できるため、これらの欠陥はインテルベースのMac以外にも悪用される可能性があることを示唆しています。 したがって、iOS 17.7.2以降が動作するiPhoneやiPad、macOS Sequoiaが動作するMac、Vision Proを持っている人は、早急にアップデートする必要があります。
Appleデバイスのアップデート方法
Appleデバイスを問わず、新しいアップデートのインストール方法はほぼ同じです。 まず「設定」(macOS の場合は「システム設定」)を開き、「一般」>「ソフトウェア・アップデート」と進みます。 ここで、システムに新しいアップデートを探させます。 アップデートが表示されたら、画面の指示に従ってダウンロードしてインストールすればOKです! Source: Apple(1, 2, 3, 4)
ライフハッカー・ジャパン編集部