<センバツプレーバック>甲子園に「怪物」が現れた第45回 江川卓が60奪三振
1、2年時だけで無安打無得点計8回(うち完全試合2回)。既に全国に名をとどろかせていた作新学院・江川。3年時に出場した第45回大会では「怪物くん」の愛称をも上回る快投を見せた。1回戦、北陽から19、2回戦は小倉南から10、準々決勝は今冶西から20の三振を奪い、3試合連続無失点。準決勝の広島商戦では、守備の乱れを突かれて敗退したものの、この試合でも11奪三振。結局、計4試合で33回を投げ、被安打はわずか8。奪三振60の新記録を樹立した。投げ込まれた豪速球は、高校生レベルをはるかに上回っていた。