大阪海外遠征U-17、関西大学を2-1で下しチーム初勝利
3月10日、3月18日からオランダ遠征を行う大阪海外遠征U-17が関西大学と万博フットボールセンターで練習試合(45分ハーフ)を実施。2-1で勝利を収めた。 大阪海外遠征U-17 2-1 関西大学 0-0 2-1 得点者:山田一颯、黒石大智 ▽村井健太通訳 前回はチームとしてのビジョンを共有し、良い感触がありながら結果に結びつきませんでした。今回はSBの積極的な守備と攻撃のポジショニングの共有、相手のパスラインを意識した前線からのプレスが全体で連動し始め、守備のオーガナイズが安定した結果、良い攻撃へとつながっていきました。後半には2得点がうまれ、その後厳しい時間帯も粘り強く我慢し、念願の初勝利を手に入れ、チームとしての自信と成長につながるゲームでした。 通訳の立場より、選手には現地で積極的に英語でコミュニケーションを取ろうとすることは当然ですが、どのような場面でどのような英語の表現が必要になるかを考え、準備してほしいと思います。それは、サッカーにおいてピッチの中で起こることを想定し、それに向けて準備することと同じです。外国語とサッカーを繋げて考え、より感性を磨いてくれることを期待しています。チームの中で意見を言い合うことと、現地で外国語を使ってコミュニケーションを取ることに関する重要なファクターの一つは、「なりきること」「自己暗示」のようなもので、自分の殻をやぶり、サッカーをきっかけに積極的に自己変革し、多くのものを持ちかえり、大阪サッカーの発展に貢献してほしいと思います。 ▽黒石大智 今回の試合ではいつも以上に勝負にこだわってチーム初勝利を掴むことを全体の共通意識として臨みました。試合の展開は、後半にかけて守備の時間が長くなりましたが、粘り強い守備で1失点に抑えられました。また、攻撃では限られたチャンスをしっかりとものにできました。こういったことは勝負がかかった試合をこなす上でとても大切なことだと思います。結果的にチーム初勝利、また個人としても2点に絡むことができてよかったです。ボールの失い方が悪いなどチームとして課題はありますが、修正して遠征に臨みたいです。 ▽武内利休 今回の関大との試合で初めて勝利で終われたことは良かったと思います。ですがプレースピードや強度が上がるにつれて自分たちのミスや一瞬の油断でやられることが多くなってきました。一方で攻撃の面でビルドアップの質が上がったり守備の連携が良くなったりと良い場面も沢山増えてきているのでこれらをもっと良くして万全の状態でオランダ遠征に挑みたいです。 なお、大阪U-17選抜は3月18日から27日までオランダのマーストリヒトで海外遠征を実施。現地ではMVV Maastrich、Borussia Mönchengladbachなどと練習試合を行う予定だ。