老け顔の原因「頬コケ」を撃退するカンタンな方法
年齢を重ねると気になる人が急増する「頬コケ」。老けて見えたり、やつれて見えるので、多くの人が悩んでいます。 「気にはなるけど、改善には美容整形しかないのでは……」、そのように思いがちですが、早めにケアをすることで悪化を回避できると、書籍『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』(高野直樹著、森下真紀監修)の著者である高野氏は語ります。 本記事では、「頬コケを改善するホームケア」について聞きました。 【この記事の画像を見る】 ● 老け顔の原因となる「頬コケ」 30~40代くらいになると、気になりはじめる人が一気に増える「頬コケ」。 頬がコケると、どうしても老けて、やつれて見えてしまうため、悩む人が多くいらっしゃいます。 一般的な「頬コケ」の原因としては、「①頬の脂肪の減少」「②加齢によるハリの減少」「③骨密度の減少に伴う骨の萎縮」「④抜歯」と言われています。 では、美容整形以外に改善策はないのかと言うと、実はそんなことはありません。 「そこまでひどくはないけど、以前に比べたら少し気になってきた」くらいの人であれば、早めにケアを行うことで、悪化を回避できる可能性があります。(なお、重度の頬コケに対しては、脂肪注入、高周波によるたるみ治療、糸リフトなどの対処法もあります)
● 「頬コケ」を改善するホームケア ここで紹介するのは、頬骨と咬筋の出っ張りを改善し、頬との凹凸を減らすことで「頬コケ」を目立ちにくくする方法です。 次の画像を見ながら、「1日3回2週間」を目安に、ぜひやってみてください。 ▼画像の解説 ①上くちびるのふちに指を3本そえる 頬と反対の手を使います。まずは右から。左手の薬指を口角の上に乗せ、中指、人差し指をそろえて、くちびるの上のラインにそっと置きます。次に、右手の人差し指と中指をそろえて、頬骨の少し下を押さえます。 ②反対の手で、頬骨の下あたりを押さえる くちびるの上は、人差し指、中指、薬指の3本で押さえます。親指と小指は離しておきましょう。頬骨の下は、人差し指と中指の2本を使います。 ③軽く引き離しながら頬の指をゆらす くちびるの上にそえた指と、頬骨の下を押さえた指を軽く引き離します。そして、くちびるにそえた指はそのままに、頬骨の下にある指だけを、左右に小刻みに30秒ほどゆらします。反対側も同様に行いましょう。 ● 「口角の高さ」をそろえたいときにも◎ 上記のケアは「口角の高さの左右差」をととのえたいときにも有効で、拙著『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』でもご紹介しています。 「あごのズレ」「目や眉の高さの左右差」など、顔の見た目に気になるところがある場合、顔の筋肉にていねいにアプローチすることで改善できる可能性がありますので、ぜひケアで本来のご自身の美しさを取り戻してください。 高野直樹(たかの・なおき) BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師 整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。
高野直樹