花粉症「目のかゆみ」原因と対策は?…疲れ目・かゆみ・目の乾き!目の不調の原因と対策
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、慶應義塾大学医学部眼科学教室 非常勤講師 おおたけ眼科 つきみ野医院 院長 医学博士 綾木雅彦先生です。 【動画】毎日使うスマホやエアコンの乾燥で目の不調に多いのがドライアイ。10秒でできる!ドライアイのセルフチェックはこちら【1分45秒~】 今回のテーマは「~疲れ目・かゆみ・目の乾き~目の不調と「まばたき」の意外な関係」 「疲れ目」「かゆみ」「目の乾き」などの目の不調。直接命と関係ないからと対策をしていない人が非常に多いそうです。しかし、目の不調を放置すると、視力の低下だけでなく睡眠障害やうつにつながる事もあり、生活に大きな支障を及ぼす恐れもあるのだとか。そこで今回は、意外と知らない目の不調の原因と対策を専門医に教えてもらいました。
目の不調(1)「疲れ目」の原因と対策
<ピントが合いにくい!?疲れ目の原因は?> 疲れ目の代表的な原因は、加齢により目の「水晶体」が硬くなってしまう事が考えられるそうです。水晶体とは、カメラでいうレンズの働きをする器官。遠くを見る時は水晶体が薄くなり、近くを見る時は水晶体が厚くなる事でピントを調整。これにより、物をくっきりと見る事ができるのだとか。加齢により水晶体が硬くなると、厚さが変化しにくくなるため、ピントが合いにくくなります。すると、無理にピントを合わせようと目が酷使され、疲れ目につながってしまうそうです。 <疲れ目対策「近くと遠くを交互に見る」> 先生がオススメする疲れ目の対策は「近くと遠くを交互に見る」事。水晶体の厚みを変える「毛様体筋」という目の筋肉のストレッチになり、疲れ目の軽減につながるのだとか。例えば電車に乗った時に、つり革と外の景色を交互に見たりすると良いそうです。
目の不調(2)「目のかゆみ」の原因と対策
<花粉の時期は要注意!?「目のかゆみ」の原因は?> 先生によると、目のかゆみで多いのが花粉症によるもの。正式には「アレルギー性結膜炎」と呼ぶそうです。花粉などが目の表面に付着するとアレルギー反応でヒスタミンという物質が放出されます。これが目の知覚神経などを刺激し、強いかゆみが生まれるそうです。 <花粉症の対策は「目薬を正しく使う」> 花粉症用の目薬の正しい使い方とは、「症状が出る前から使う」事(※抗アレルギー点眼薬の場合)。症状が出る前から使う事で、比較的症状が軽くなるのだとか。抗アレルギー点眼薬の場合は、花粉症の予防・改善を目的としているものが多く、事前から使うと良い事がここ数年で分かってきたそうです。2月は花粉が気になる時期。今のうちから目薬を使ってかゆみを予防しましょう!