花粉症「目のかゆみ」原因と対策は?…疲れ目・かゆみ・目の乾き!目の不調の原因と対策
目の不調(3)「目の乾き」の原因と対策
<現代人に急増中!?「目の乾き」の原因は?> 目の乾きの原因として一番考えられるのは「ドライアイ」だそうです。ドライアイとは、涙の不足などにより、目の表面が乾いて不調が起こる病気の事。潜在患者数は国内で約5000万人と非常に多いそうです。ドライアイの主な原因は、エアコンの風や空気の乾燥。他にも、まばたきなどがあるそうです。 <多くの人が陥っている!?ドライアイとまばたきの意外な関係> まばたきには目のゴミやほこりなどを取り除いたり、目の表面に涙をまんべんなく広げて乾燥を防いだりなど大切な働きがあります。ところが近年、そのまばたきに問題が起きている人が増えているといいます。それが「不完全まばたき」。まばたきが不完全できちんとまぶたが閉じないと、涙がうまく広がりません。まばたき1回は、約0.3秒。一瞬の事でも積み重なれば目が乾燥しやすくなり、ドライアイにつながってしまうそうです。 <「不完全まばたき」はスマホなどの使い過ぎが原因!?> 先生によると、まばたきが不完全な人の多くは、スマホやパソコンといった電子機器の使い過ぎが原因だと考えられるそうです。目を開くという動作は、交感神経が優位になる事で行われています。そして、スマホなどの強い光を見続けると交感神経の働きが活発に。すると目が開き続けてしまい、不完全まばたきにつながってしまうのだとか。また、正常なまばたきは1分間に約20回といわれていますが、集中するがあまりまばたきの回数自体が減ってしまう事もあるそうです。さらに、先生が警告するスマホの使い方が「横になって使う」事。座った状態に比べて横になると、目とスマホの距離が近づき、目への負担も大きくなってしまうそうです。 <意外と知らないドライアイの恐怖> 角膜は、光が最初に入る大切な部分。涙が角膜を覆っているおかげで、光が正しく屈折してものが見えるという仕組みだそうです。しかし、ドライアイで涙がまばらになると光が正しく屈折しません。すると、ピントが合いにくくなったり、目が疲れやすくなったりなど、さまざまな目の不調につながってしまうのだとか。また、ドライアイはうつや睡眠障害につながる危険もあるそうです。 <目に優しいスマホの使い方とは?> スマホを使う時はスマホを低い位置に持つと良いそうです。顔の正面だとまぶたが開く範囲が広くなって光が目に入りやすくなってしまいます。一方、低い位置にすると自然とまぶたが下がって目に入る光が抑えられ目の負担軽減につながるのだとか。ポイントは、目線だけ下げる事。頭も下に向けると姿勢が悪くなってしまうので、目線だけを下げるように意識してみてください。他にも、スマホの設定で光量を下げたりナイトモードを使ったりするのもオススメ。目への負担が軽減されるそうです(※文字などが認識できる範囲で設定してください)。